ƒ シードル│ル ブルターニュ(LE BRETAGNE)

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シードル



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りんごの微発泡酒「シードル」


フランス北西部に位置するブルターニュ地方では、人々の生活とりんごは深く共存しワインの地方とは異なる独自のりんご文化を築いてきました。りんご作りに最適な気候、土壌を持つフランス・ブルターニュ地方が育んだ産物、それがシードルです。

ブルターニュの農家に必ず植えられているりんごの木はシードル専用の品種。美しい樹形は緑豊かな田園風景の中で大地の恵みの象徴です。収穫後戸外に晒して熟成されたりんごは、圧搾機でゆっくりと絞られ、果汁が樽の中で自然発酵して微発泡酒“シードル”となります。つまりシードルには添加物が一切なく、りんごそのままで糖分がアルコールと炭酸ガスに変化し、度数2~5%の発泡酒が出来上がるのです。昔は自家用に造られ、炭酸と渋味・酸味が喉の渇きを抑えるために水より多く飲まれることもありました。

ワインの一種?

いいえりんごの発泡酒で、ブリュット(辛口)・ドゥミセック(中辛口)・ドゥー(甘口)があります。シードルのほかオードヴィー(カルヴァドス)やポモーなども造られるブルターニュやノルマンディーでは、ワインの地域と異なる「りんご文化」があります。

どんな料理に合う?

すっきりとした口当たりのシードルは、どんな料理にも合います。
魚介料理には辛さが特徴のシードルを、コクが豊かなシードルには肉料理、またそれぞれの料理に合うシードルの繊細な味や香りを探し選ぶことも奥深い楽しみです。

使っているのはどんなりんご?

ポリフェノールを多く含む皮部分が厚い、シードル専用りんごです。
甘味、酸味、辛味、渋味などそれぞれ豊かな滋味を持つ40種類以上のりんごを厳選しブレンドしています。私たちが普段食べる食用りんごと比較すると、皮の厚いシードル専用りんごはポリフェノールが5倍以上含まれています。

ヘルシーな飲物?

シードルはワインよりもアルコール度数が少なく、辛口でも5%。またポリフェノールを多く含み、ビタミン、ミネラル類、アミノ酸が豊富なヘルシー志向の飲み物です。

シードル専用のりんごの栽培に適した土壌と気候を持つブルターニュでは、工業化してしまったシードル作りとは異なり、伝統の技が継承されています。りんご農家が集まってシードル生産者組合※を作るなど、ゆったりとした暮らしを続けつつ新しい取り組みに挑む作り手も現れ、時代に即したプレミアムなオーガニックシードルや、ノンアルコールシードルも開発しています。砂糖や添加物は一切加えていない、りんご本来の味と芳香を楽しめる正統的なスパークリング飲料を見分けることは、今の市場で難しくなりつつありますが、伝統は新しい時代へと確かに継承されています。

※レ セリエ アソシエ社はランス湾の陽光がふりそそぐプルディアン村に、1953年に設立されたシードル製造組合です。今日では300名近い地元の契約農家が地元固有のりんごの品種を大切にしながら、シードル用のりんごの栽培に従事しています。
ここで造られる高品質のシードル「ヴァル・ド・ランス」はル ブルターニュ(クレープリー及びバー ア シードルレストラン)、またはブレッツカフェにてお楽しみいただけます。