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Bienvenue en Bretagne ブルターニュへようこそ!ガレットやシードルなど豊かな食文化を生んだ、フランス ブルターニュ地方をご案内します。



カンカル Cancale

モンサンミッシェル湾の豊かな干潟が作り出す栄養素は魚介の美味しさとなり、干潟に生える草で育つ仔羊プレサレなど、カンカルにはグルメの町として世界中の食通が集まります。モン・サン・ミッシェル湾に隠れた小さな港町で、ナポレオンが愛した牡蠣の名産地。ピエ・ド・シュヴァル(馬の脚)という平カキは、フランス古来の品種。プランクトンが豊かな湾で、満ち干きの厳しさに鍛えられた牡蠣の濃厚な味が作られます。牡蠣博物館では養殖の歴史の説明や加工場の見学、世界の貝を集めたコレクションもあります。

満潮時には水面に漁船が浮かぶ水墨画のような静けさのカンカルも、潮が引くと寒風知らずの若者たちが乗る養殖のトラクターが行き交います。この活気ある港には海の幸料理の店が建ち並び、店頭に並ぶ海産物にはのんびり食事をする楽しみに誘われます。クレープリーブレッツカフェはここで生まれ、地場の素材を日本の調理技術で新しい料理に昇華させる久高シェフもここカンカルで活躍中。また灯台下の牡蠣直売所で剥いてもらった生牡蠣に、持参のパンと白ワインをその場で楽しむ人々も。食後には海沿いの散歩道サンチエ・デ・ドアニエで、カキの養殖場を手前に見つつモン・サン・ミシェル湾を一望できます。360度の眺望、グルーアン岬の絶壁まで7キロ、またそこからサンマロまでの18キロの海岸線には弓形のビーチやイギリス領ショーゼー島を遠くに眺める岬も次々現れ、深い入り江が内海を成す松原など風光明媚そのものです。心洗われるひと時をお過ごしください。

このサンチエ・デ・ドアニエ(Sentier des Douaniers=税関史の道)はカンカルから始まり、南ブルターニュまで続く海岸遊歩道です。密貿易を取り締まる税関史が巡回していた時代に触れるには、かつてフランス最大の貿易港であったサンマロへ(続きはこちら)。